現地で実際に使われている生きた単語やイディオム(スラング含む)を
毎回1つずつ紹介していきます。
第5回目の今日は、
"zombie marriage"・・・です。
"zombie"=「ゾンビ」とは、
あのイタリアの恐怖映画『ゾンビ』にも出てくるように、
「生ける死体」のことで、Wikipedia には、
「何らかの力で死体のまま蘇った人間の総称」と定義されています。
"zombie marriage" ・・・「ゾンビのような結婚生活」??
つまり・・・
実際は「死んでしまった」=「終わってしまった」結婚生活
なんだけど、まだ続いている・・・
・・・というイメージでしょうか?
日本語では、なんて言うんでしょうね?
多少のニュアンスの違いはあるかもしれませんが、
「仮面夫婦」(の状態)
・・・が、私はしっくりいくような気がします。
一方、英語の定義も確認してみましょう。
・"a marriage in which a husband and wife don't even know why they are still married other than for the kids"
→(子供以外のことを理由にどうして結婚しているのかわからなくなってしまっている夫婦の結婚生活)
・"inevitable phase when jobs and kids take precedence over romance"
→(仕事や子供が夫婦間のロマンスより優先されているという、結婚生活において避けられない段階)
2番目の定義で、"zombie marriage" を"inevitable phase" と表現しているということは、
"zombie marriage" は夫婦であれば誰しもが通る道・・・ということなのでしょうか!?!
それはさておき・・・
この "zombie marriage"・・・
実際には、以下のように使われています。
例1:
(中略)--- "the relationship between the two companies had sourced like two people in a "zombie marriage" ----(中略)
→(訳出例):「二社の関係は、『仮面夫婦』のような関係としても引き合いに出されていた。」
この例は、最近の自動車業界関連記事からの引用です。
ここで言う「二社」とは、GMとトヨタ自動車を指しています。
この記事は、二社によるカリフォルニアの合弁会社「NUMMI」の
閉鎖について、「NUMMIは車づくりの文化をどう変えたか」という
視点で書かれています。
合弁会社NUMMIの出資元であるGMとトヨタ自動車の関係を
"zombie marriage" として例えたわけですが、この記事ではさらに、
「GMが品質で今もトヨタに劣っていることを挙げ、NUMMIは
GMにとって失敗だった」と指摘しています。
例2:
"How to Revive a Zombie Marriage"
→(訳出例):「仮面夫婦状態から抜け出す方法」
これは、インターネットのニュースの見出しですが、
revive は「生き返らせる」「蘇生させる」の意味なので、
「"zombie marriage" を蘇らせる方法」・・・というのが直訳です。
この記事には、
Romance among married couples tends to cool in their 30s and 40s as they focus on their children and careers, but this doesn't call for divorce, or even couple's therapy.
→(訳出例):夫婦間のロマンスは30代と40代で冷え込む傾向がある。これは、生活が子育てや仕事中心になってしまうことが理由であるが、だからといってすぐに離婚になるわけでもないし、ましてやカウンセリングが必要になるというわけでもない。
・・・とも書かれてます。
離婚率が高いアメリカですが、男女間のロマンスにおけるお互いの
表現力は、日本人のそれと比較しても豊かであることは間違いない
でしょう。また、ラブラブな夫婦やカップルを街中で見かけることは
日常茶飯です。なので、アメリカでは日本に増殖している「仮面夫婦」
など、あまりいないのかなぁ〜と思っていましたが、そうでもないんですね〜
今日の表現は、
"zombie marriage" ・・・でした。
Tats
【英語ボキャブラリー定期便の最新記事】



